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ウクライナ侵攻同様に「日本も攻められる?」 中国は…18歳の不安
「侵攻しない方がよかった」という雰囲気
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「侵攻しない方がよかった」という雰囲気
日々、事態が刻々と変化するウクライナ情勢。10代から「そもそも」の疑問を募ると、実は見落としていたかもしれない根本的な疑問が集まりました。「日本が攻められる可能性は?」「中国が動くことはある?」。元モスクワ支局長の、駒木明義論説委員が答えます。
これは基本的にはないです。なぜかというと、北方領土はすでにロシアが実効支配しているからです。すでにロシア人が住み、ロシア軍がいるという状況なので、ロシアが攻める必要はありません。
ロシアが攻めるとしたら日本そのものかもしれません。
ですが、もともとのロシアとウクライナとの歴史的関係のようなものが日本にはないので、攻めることはないでしょう。また、日本はアメリカと同盟関係にあり、日本と戦争するということは、アメリカと戦争することになり、それはさすがにありません。
いまのところ、ウクライナが想像以上にがんばっていて、世界がウクライナをサポートしたりロシアに対して経済制裁を課したりしているため、ロシアが思うようには進んでいません。
むしろ侵攻しない方がよかったのではという雰囲気があります。そのような現実を見て、中国も「簡単にできることではない」と認識していると思います。
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