ネットの話題
プッチンプリンが桜になってる? 約5年かけて開発、担当者に聞いた
担当者を取材しました
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担当者を取材しました
桜の花の形をした「プッチンプリン」の存在が、ネット上で注目を集めています。江崎グリコによると3月上旬に発売された限定品で、開発には約5年もかかったそうです。担当者を取材しました。
ツマミをプッチンと折って取り出す仕掛けが特徴のプッチンプリン。
「Big プッチンプリン」と「植物生まれの Big プッチンプリン」の2商品について、3月7日から桜の形をしたものが販売されています。
発売直後からネット上で「春っぽくていい」「買いに行かなきゃ」と話題になっているこの商品。
容器を底の方からのぞいてみると、通常の丸みを帯びた形ではなく桜の形になっています。
実際にプッチンしてみると、花びらの先端の少しとがった部分まで見事に再現されていることがわかります。
3月7日発売ですが、すでに出荷が終了しているため、売り切れているところもあるようです。
「不安と希望が入り交じる春の卒業や新生活のスタート時に、春の訪れを感じてほしい、思わず笑顔になってもらい不安を少しでも和らげることができたら、という思いで開発を始めました」
そう話すのは、乳業・洋生菓子マーケティング部の中島一郎さんです。
プッチンプリンが50周年を迎えるタイミングでリリースされたこの商品。開発には約5年もかかったそうです。
「花びらの先端が少し尖っているため、輸送時に容器が割れてしまうおそれがあります。割れにくい材質に変更すると底のツマミが折れにくくなり、お皿にうまく『プッチン』できなくなってしまうというジレンマがありました」
完成まで何回も試作を繰り返し、ちょうど50周年のタイミングで発売となったそうです。
中島さんのオススメの食べ方は「やっぱり、お皿にプッチンして形も楽しみながら味わっていただきたいです」。
話題になったことについては、こう話します。
「正直、こんなに多くの反響があるとは思っていなかったので驚いています。『気持ちが明るくなりました』『10年ぶりにプッチンしました』など、みなさんが笑顔で喜んでいらっしゃる様子が伝わってきて、本当にやってよかったなぁと思いました」
今回は桜の形に変えるという内容でしたが、これからも世の中を笑顔にできる企画を考えていきたいと話していました。
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