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シャウエッセンの「断髪式」 日本相撲協会に監修依頼して動画を制作

制作の狙いを取材しました

「シャウエッセン断髪式」の一場面
「シャウエッセン断髪式」の一場面 出典: 日本ハム「シャウエッセン」のツイッター

目次

 巾着型から長方形へのパッケージ切り替えが始まったソーセージ「シャウエッセン」。その周知を図るために公開した「断髪式」の動画が注目を集めています。制作の狙いを日本ハムの担当者に聞きました。

「カッコいい年のとり方」を考えたら、見えにくいモノが見えてきた(PR)
出典: YouTube

発売当時から巾着型


 1985年の発売当時から巾着型の袋を採用していたシャウエッセン。

 「売り場で目立つ」という理由からでしたが、プラスチックの環境負荷が問題となっていることを踏まえて長方形に変更することに。

 変更によってプラスチック使用量を28%減らすことができるそうです。

 今月1日、シャウエッセンの公式ツイッターアカウントが2分弱の動画を公開しました。

 「シャウエッセン断髪式」と題し、巾着部分を力士の髷(まげ)に見立てて、ゆかりの人たちがハサミを入れていく内容です。

 この動画に対して、「恥ずかしながらウルっときてしまいました」「腸詰めだけに断腸の思い」といったコメントが寄せられ、いいねは1万8千を超えています。

日本ハムに聞きました


 「企業にとってはとても大きなニュースですが、言ってしまえばパッケージ変更は消費者にとっては関心が薄い情報です。だからこそ、そのギャップを埋めるためにどうやったら共感して、楽しんでいただけるかを考えました」

 そう話すのは、加工事業本部マーケティング推進部の比恵島裕美さんです。

 パッケージ変更を決断しましたが、「包装形態が大きく変わることで、店頭でシャウエッセンだと気付いていただけないのではないか」という懸念があったそうです。

 巾着型包装の終了を「エコになりました」とストレートに伝えるだけでは、世の中のたくさんあるニュースの中に埋もれてしまう。

 パッケージの変更をしっかりとビジュアルで見せた上で、背景のストーリーや想いを説教くさくないかたちで伝えたい。

 そんな考えから、動画や新聞広告、店頭グラフィックなどで役割を分けて伝えることにしたそうです。

日本相撲協会が監修


 断髪式に見立てた動画のアイデアは、クリエイティブチームからの提案を受けたものでした。

 「なくなった部分にフォーカスすることで、新しいパッケージに注目してもらえないか。その差分である扇形は力士の髷に似ていて、その髷が一番注目してもらえる瞬間が断髪式、という内容でした」

 内輪で盛り上がっているだけの映像にならないよう、実際の断髪式を本気で再現することを意識し、日本相撲協会に監修を依頼。

 「実際に断髪式で使われる『日本相撲協会』と刻印されたハサミをお借りし、撮影で使用させていただいております。その他の道具にいたるまで、式典における礼儀や作法に間違いがないかなど、全体をご監修いただきました」

 エンターテインメントとして楽しめるギリギリのバランスを保つべく、細部まで調整。

 実際に式が行われているかのようなリアリティと、参加者の人間らしさにもこだわったそうです。

 「みんなが注目する中、ひとりマイペースにシャウエッセンを食べるおばあさんや、それを冷めた目で見ている女性など、『あ、そういう人たしかにいる!』と見た人が思わず笑ってしまうようなシーンにこだわっています」

 ハサミを入れる場面では、役者だけでなく日本ハムの副社長や担当役員、マーケティング担当者も出演しています。

「中身とおいしさはそのままです」


 好意的な反応が寄せられていることについては、こう話します。

 「シャウエッセンという商品が愛されていること、そして37年間続いたあのウインナーの巾着型包装にお客様のたくさんの思い出が詰まっているのだということを改めて実感しました。パッケージは変わっても中身とおいしさはそのままですので、これまで同様に手に取っていただければ幸いです」

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