連載
#90 #小山コータローの4コマ劇場
「遅刻の言い訳考えなきゃ!」 女子高生がとっさにした話って
「おばあさんの大きな……」
僕は遅刻というものをほぼしたことがありません。なぜなら、心配性だからです。
これは以前にもコラムにした気がしますが、目的地までの移動の中でどんなアクシデントにも耐えうる時間に出るので、結果的に2〜3時間早く着いてしまいます。
遅刻しないためにはどうすれば良いか、それはもちろん「過度な心配をしておく」。
これにつきます。
「俺は起きれないんじゃないか」
「そもそも俺は集合時間を勘違いしてるんじゃ無いだろうか」
「俺は本当に誘われているのだろうか」
「そういえば俺の方は向いていたけど隣の人に言っていた可能性があるのではないだろうか」
「確かに考えてみれば、誘ってきた人と面識がまるでないではないだろうか」
「俺のことをタケ坊と呼んでいたけど、俺の名前にタケは入っていないのではないか」
「隣にいたのはタケシ君だ」
「誘われてないや!」
そう、誘われていないのです。だから行かなくても良いです。
遅刻という概念そのものがなくなりました。
おめでとうございます!
<こやま・こーたろー>
漫画家。「違和感」を作風とし、漫画家のSNS「コミチ」やTwitterで毎日4コマ漫画を発信中。前後関係を無視したセリフや、突拍子もない理不尽な展開が得意。初の書籍「デリシャス・サンド・ウィッチーズ」(扶桑社)発売中。Twitterアカウントは@MG_kotaro。
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