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メール送りました、いま渋谷過ぎたくらいかと… アドリブ上手な先輩

電話中の先輩のセリフに感心し、思わず漫画を描いたそうです

まるいがんもさんが描いた漫画の一場面
まるいがんもさんが描いた漫画の一場面 出典: まるいがんもさんのツイッター

目次

 「ちょうど今メールがビュンと渋谷のあたりを過ぎたくらいかと……」。そんな電話中の先輩のセリフに感心し、思わず漫画を描いた作者に聞きました。

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まるいがんもさんが描いた漫画
まるいがんもさんが描いた漫画 出典: まるいがんもさんのツイッター

「妙にツボに入ってしまい……」


 昨年12月23日、こんな文章とともに1ページの漫画が投稿されました。

 「妙にツボに入ってしまい…… なんでアドリブでこんなこと言えるのだろう…… 引き出しの多さかな……」

 漫画に描かれているのは、オフィスで仕事中の先輩と後輩。

 電話中の先輩は、取引先とこんな風に話しています。

 「ちょうど今、鈴木さんにメールを送ったところでして。ええ、ちょうど今メールがビュンと渋谷のあたりを過ぎたくらいかと……あっ、届きましたか!」

 会話を聞いていた後輩は、渋谷のハチ公の銅像あたりをメールが通り過ぎる様子を思い浮かべます。

 「クッ、こんなので!」と笑いをこらえながら、「でも今度パクろう……」と心の中で思う場面で漫画は終わります。

 この投稿に対して、「職場の上司もこんな感じの人」「とっさに言える人すごいと思う」といったコメントが寄せられ、いいねは4千を超えています。

作者に聞きました


 「日々の生活の中で起こったことや、感じた些細なことをマンガに描いています。その中でたまたま今回の出来事があって面白かったので漫画にしました」

 そう話すのは作者のまるいがんも(@kenihare)さん。コミックエッセイや創作マンガを描いていて、ほぼ毎日1ページは描いているそうです。

 今回の元になったのは、職場でパソコンに向かって仕事をしていた時に聞こえてきた、隣の部署の先輩の会話。

 メールを送った直後に、受け取った相手から電話がかかってきたというシチュエーションだったそうです。

 「誰でもイメージが湧きやすいよう『渋谷』に変えましたが、実際に聞いたやりとりです。よくアドリブでそんなこと言えるなと、頭の回転の速さに感心しました」

 メールが高速で移動しているところを想像したらおかしくて、ひとり背を向けて笑いをこらえたそうです。

 1時間ほどで描きあげたというこの漫画。注目を集めたことについてはこう話します。

 「ありがとうございます、ということだけです。マンガをツイッターに上げたときの反響は全然想像できないのですが、こんなに読んでもらえるとは思ってなかったです」

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