連載
#70 #小山コータローの4コマ劇場
「お父さん」って呼ぶタイミング、息子が考えた「グラデーション」は
「もう少しパパに寄せるか…」
僕は幼い頃から「お父さん」「お母さん」でした。
実のところ、中学くらいで「父ちゃん」「オヤジ」「母ちゃん」「お袋」などの男気溢れるムキムキ角刈りワイルドコールに移行する計画があったのですが、完全にタイミングを逃してしまい、いまだに「お父さん」「お母さん」なのです。
親に言わせてみれば「そういえばアンタ反抗期なかったね」などと言われる従順な少年期でした。
僕はもう35歳。このタイミングでいきなり「オヤジ!」「お袋!」などと言い出せば遅れてきた反抗期だと思われてしまいます。
なので、思い返してみると最近親と話す時は「アレさ〜」「あのさ〜」「そっちはさ〜」などと初対面のギャルのようになっています。
結果的に遅れてきた反抗期なのかもしれませんね。
<こやま・こーたろー>
漫画家。「違和感」を作風とし、漫画家のSNS「コミチ」やTwitterで毎日4コマ漫画を発信中。前後関係を無視したセリフや、突拍子もない理不尽な展開が得意。初の書籍「デリシャス・サンド・ウィッチーズ」(扶桑社)発売中。Twitterアカウントは@MG_kotaro。
1/312枚