ネットの話題
リアルすぎるスニーカー? 色鉛筆、白い用紙、思わせぶりな文章で…
ツイッターあるあるをうまく利用した投稿について取材しました。
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ツイッターあるあるをうまく利用した投稿について取材しました。
写っているのは白い用紙と5本の色鉛筆。用紙の上には立体的に見えるスニーカーがあって、もしやと思いながらよく見ると……。ツイッターあるあるをうまく利用した投稿について取材しました。
今日はスニーカーを履きました pic.twitter.com/VidqoMhRm8
— 火曜日 (@kayo1000000) July 27, 2021
先月27日に、「今日はスニーカーを履きました」という文章とともに投稿された画像。
机のような木目調の平面の上に、白い用紙と色鉛筆が置かれていて、用紙の上にはスニーカーがあるように見えます。
写実的な色鉛筆画家のツイートでよく見かける構図で、一見すると写真のようだけれど「実は色鉛筆で描いています」というパターンのようです。
今回のツイートもそうなのかと思ってじっくり見ても、やはり写真にしか見えませんし、前後のツイートで描いている途中などもアップされていません。
文章をよく読むと、「スニーカーを履きました」となっていて、「スニーカーを描きました」ではないことに気づきます。
どうやら、色鉛筆画と思わせるような構図や文章を使いながら、ただスニーカーの写真を撮っただけのようです。
このツイートに対し、「スニーカーを描いたかのような構文に勝手にだまされた」「紛らわしい紙と鉛筆を置くな」といったコメントが寄せられ、いいねは6万を超えています。
投稿したのは、大学生の火曜日(@kayo1000000)さん。
「『描いた』と誤読した人をだますことが狙いでした。画像下をよく見ると、実際に黒いスニーカーを履いているのでウソはついてないんです」
撮影したのは玄関で、げた箱の上で大きく写っているグレーのスニーカーとは別に、撮影者は確かに黒いスニーカーを履いています。
あくまでも、写したかったのは用紙やスニーカーではなく、自分が履いている黒いスニーカーだ、ということのようです。
「紙の上のスニーカーは本当に意味を成していません。ただのオブジェクトです。たまたま写り込んじゃっただけですよ、のスタンスです」
きっかけは、色鉛筆を添えることで描いた感じが出ると思いついたことでした。
用紙の上に置いた5本の色鉛筆は、あえてグレーのスニーカーとは関係ない色にしたそうです。
ツイートすることで怒られるんじゃないかと不安もあったそうですが、好意的な反応ばかりだったといいます。
「靴を1人で履いて称賛されるのは幼少期以来です。成人してからは初めてなので、とてもうれしいです」
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