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リアルすぎるスニーカー? 色鉛筆、白い用紙、思わせぶりな文章で…

ツイッターあるあるをうまく利用した投稿について取材しました。

写っているのは、白い用紙と5本の色鉛筆。用紙の上には立体的に見えるスニーカーがあって……。
写っているのは、白い用紙と5本の色鉛筆。用紙の上には立体的に見えるスニーカーがあって……。 出典: 火曜日さん提供

目次

 写っているのは白い用紙と5本の色鉛筆。用紙の上には立体的に見えるスニーカーがあって、もしやと思いながらよく見ると……。ツイッターあるあるをうまく利用した投稿について取材しました。

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写真にしか見えませんが


 先月27日に、「今日はスニーカーを履きました」という文章とともに投稿された画像。

 机のような木目調の平面の上に、白い用紙と色鉛筆が置かれていて、用紙の上にはスニーカーがあるように見えます。

 写実的な色鉛筆画家のツイートでよく見かける構図で、一見すると写真のようだけれど「実は色鉛筆で描いています」というパターンのようです。

 今回のツイートもそうなのかと思ってじっくり見ても、やはり写真にしか見えませんし、前後のツイートで描いている途中などもアップされていません。

 文章をよく読むと、「スニーカーを履きました」となっていて、「スニーカーを描きました」ではないことに気づきます。

 どうやら、色鉛筆画と思わせるような構図や文章を使いながら、ただスニーカーの写真を撮っただけのようです。

 このツイートに対し、「スニーカーを描いたかのような構文に勝手にだまされた」「紛らわしい紙と鉛筆を置くな」といったコメントが寄せられ、いいねは6万を超えています。

下の方に黒いスニーカーが写っていて、確かに履いています
下の方に黒いスニーカーが写っていて、確かに履いています 出典: 火曜日さん提供

投稿した大学生に聞きました


 投稿したのは、大学生の火曜日(@kayo1000000)さん。

 「『描いた』と誤読した人をだますことが狙いでした。画像下をよく見ると、実際に黒いスニーカーを履いているのでウソはついてないんです」

 撮影したのは玄関で、げた箱の上で大きく写っているグレーのスニーカーとは別に、撮影者は確かに黒いスニーカーを履いています。

 あくまでも、写したかったのは用紙やスニーカーではなく、自分が履いている黒いスニーカーだ、ということのようです。

 「紙の上のスニーカーは本当に意味を成していません。ただのオブジェクトです。たまたま写り込んじゃっただけですよ、のスタンスです」

「幼少期以来です」


 きっかけは、色鉛筆を添えることで描いた感じが出ると思いついたことでした。

 用紙の上に置いた5本の色鉛筆は、あえてグレーのスニーカーとは関係ない色にしたそうです。

 ツイートすることで怒られるんじゃないかと不安もあったそうですが、好意的な反応ばかりだったといいます。

 「靴を1人で履いて称賛されるのは幼少期以来です。成人してからは初めてなので、とてもうれしいです」

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