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ドムドムバーガー、ファン歓喜の浅草花やしき店 攻めの出店の狙い
「今が出店の期待に応えるべき時」
国内で最も古いハンバーガーチェーン「ドムドムハンバーガー」が、老舗遊園地の浅草花やしき(東京都台東区)に9月19日、新店舗をオープンします。ファンからも大きな反響があった、コロナ禍での攻めの新規出店。そこには、「今が出店の期待に応えるべき時」という決意がありました。(北林慎也)
ドムドムハンバーガーが9月19日に開業する「浅草花やしき店」は、園内のテナントとして出店するテイクアウト専門店。ただし、外側にも販売窓口があり、園外から買うこともできます。
浅草花やしき店では限定商品も充実させます。
黒毛和牛を使用したこだわりコロッケを使った「浅草コロッケバーガー(黒毛和牛使用)」(税込み350円)、定番のてりやきバーガーのボリュームを増やした「ビッグドムてりやき」(税込み450円)といったファン垂涎のメニューが、浅草花やしき店だけで味わえます。
また、人気サイドメニューの和スイーツ「かんりんとう饅頭」は、象のシンボルマーク「どむぞうくん」の焼き印入りバージョンとなり、「どむぞうくん焼印入りかりんとう饅頭」(税込み150円)として限定販売されます。
そして、これら充実の限定メニュー以上にファンが喜ぶのは、全国27店舗目の「新規出店」という事実そのものです。
ドムドムハンバーガーは1970年、東京都町田市に初出店。
出店はマクドナルド(1971年)よりも早く、国内初のハンバーガーチェーンとなります。
ピークの1990年代には全国に400店舗以上ありましたが、景気悪化に親会社である小売りチェーン「ダイエー」の経営不振などが重なり大量閉店。2017年に運営会社が変わり、現在は全国で26店舗となっています。
店舗数は激減したものの、全盛期に幼少時代を過ごした人たちを中心に、熱心なファンがいるのが特徴です。
今年6月末に閉店した桑名FC店(三重県桑名市)の最終営業日には、閉店を惜しむ多くのファンが詰めかけました。
ドムドムハンバーガーにとって今回の新規出店は、2018年2月の姫路広畑店(兵庫県姫路市)以来。
東京都内の店舗としては、マルエツ大泉学園店(練馬区)と小平店(小平市)に次ぐ3店舗目となります。
今年8月下旬に発表された待望の新規出店に、ファンからはSNS上で驚きと歓迎の声が上がりました。
さらに、この勢いに乗じて地元への新規出店や再出店を望むファンも多くいました。
宮城、福島、四国、北区赤羽、九州、そして閉店したばかりの三重県桑名市……と、全国から期待が寄せられています。
ファン騒然の、コロナ禍での攻めの新規出店。
浅草花やしき店にかける思いを、ドムドムフードサービスの藤﨑忍社長に聞きました。
――コロナ禍の中で新規出店に踏み切ったのはなぜ?
――浅草花やしきを出店先に選んだ理由は?
――今後の出店の計画や意気込みは?
テナントとして誘致する側の浅草花やしきも、今回の出店に相乗効果を期待しています。
withnewsの取材に対して、次のようにコメントしています。
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