連載
#2 屋台ヤケミルク
「オレまだゴックン期でさ」離乳食あるある漫画に「屋台ヤケミルク」
ママの手作り離乳食もベビーフードも、どっちもだ〜い好き!
世の中のママパパ、きょうも育児お疲れ様です。ミルクを飲んでくれない、なんで泣いているか分からないなんて悩んだり困ったりしませんでしたか? でも、もしかしたら赤ちゃんも悩んだり困ったり、愚痴を言いたかったりするかもしれません。
今日のテーマは「離乳食」。漫画「屋台ヤケミルク」、開店です。(漫画・コラム/はみだしみゆき)
ママとパパにとって、大きな悩みの一つは離乳食です。私の息子は、離乳食デビューした頃から比較的スムーズに食べてくれる方でしたが、たまに「もういらない」と一切食べなくなることがあり、成長や好き嫌いに影響するんじゃないかと心配になりました。
最初は10倍がゆを作って裏ごしして、1日に1口だけあげて……というところから始まったことを思い出すと、すごい手間をかけて赤ちゃんを育てているんだなぁと感慨深くなります。
おかゆを裏ごしするの大変だったな……。初めての食材を食べさせたときは、アレルギー反応が出ないか夕方までドキドキしていました。
離乳食初期にトマトを食べさせたら、全て口からべぇーと出してしまい、夫と2人で大笑いしました。あの頃は主におかゆ、にんじん、ほうれん草を食べていたので、トマトの酸っぱさにビックリしたのかもしれません。
7ヶ月頃にひきわり納豆をあげたときの反応も印象的です。最初は怪訝(けげん)な顔をして食べていたのですが、徐々に嫌そうな表情になっていき、そっぽを向いて拒否するようになってしまいました。
「納豆の味が嫌いなのかな?」と思いつつ、残っていた離乳食にきな粉を混ぜて味変をしたら、なんとか完食してくれました。
食べられる食材が増えると、毎日の献立を考えるのも大変になります。そんなとき助けてくれるのがベビーフードです。普段の食事で困ったとき、粉末タイプやレトルトタイプ、瓶詰タイプの力を借り、お出かけのときにはお弁当タイプを鞄に入れて持ち歩いています。とても手軽な上、息子もムシャムシャ食べてくれるので頼りにしています。
11ヶ月を過ぎてからは私が離乳食の準備をしていると、「早くしろー!」という感じで大声を出して催促するようになりました。全部をペロリと平らげることが当たり前。それに加えてバナナやおせんべいを食べるくらい食欲旺盛で助かっています。どれくらい食べさせていいものなのか、そっちの心配をすることが増えてきました。
そんな食いしん坊な息子でも、たまに食べなくなることがあります。とても不安になりますが、たまには食べたくないときもあるだろうと自分に言い聞かせるようにしています。むりやり食べさせず、息子のペースで食事の楽しさを知ってもらい、順調に育っていってくれたら嬉しいなあと思います。
はみだしみゆき
漫画家。普段はプロモーション会社の制作チーム勤務。2019年4月に産休入り。5月に息子を出産してママデビュー。現在は育休中で子育てにあわわあわわと奮闘中。息子が5、6カ月になった頃から、Twitterへのイラスト・漫画投稿をしている。Twitterアカウントは@HamidashiMiyuki。
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