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黒板に描いた「卒業証書」 鹿児島中央駅、駅員からの贈る言葉が話題
駅員たち手描きの「卒業証書」。
鹿児島中央駅の駅員たちが黒板に手描きした「卒業証書」が、ツイッター上で注目を集めています。「故郷である鹿児島のこと、鹿児島中央駅のことをいつまでも忘れないでもらいたい」との思いを込めたというメッセージについて取材しました。
今月1日・2日・4日の3日間、鹿児島中央駅の在来線改札内に黒板が設置されました。
タイトルは「卒業証書」で、こんな文章が書かれています。
この投稿がツイッターで紹介されると、「粋な計らいですね」「これは心あたたまる卒業証書」といったコメントが寄せられ、話題になっています。
黒板を設置した理由について、JR九州鹿児島支社の担当者はこう説明します。
「近郊の学校で卒業式が開催される日に掲出したものです。今後は3月12日・20日・24日にも出す予定です」
手がけたのは、駅係員で構成された「鹿児島中央駅イベント委員会」で、今回の黒板だけでなく、駅を盛り上げるイベントを毎月企画。
年間計画で以前から予定していたイベントの1つで、新型コロナウイルスの影響で卒業式などが中止になっている状況を踏まえたわけではないそうです。
タイトルを「卒業証書」にすることで、鹿児島中央駅を通学で利用してくれたことへの感謝とともに、卒業は1つの節目であり、次へのスタートであるというメッセージを込めたといいます。
駅や路線を利用していた人だからこそ分かる内容になっていて、それぞれの路線の特徴がユーモラスに書かれています。故郷である鹿児島のこと、鹿児島中央駅のことをいつまでも忘れないでもらいたい、という思いを込めたそうです。
メッセージが話題になったことについては、こう話します。
「まったく予想をしていなかっただけに、反響の大きさにただただ驚いていると同時に、微力ですが、みなさまに元気をお届けできたことを駅係員一同、大変嬉しく思います」
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