ネットの話題
イチゴの中に大福が入ってる? 手間ひまかけた「練り切り」が話題に
これが本当のいちご大福?
イチゴを写実的に再現した和菓子がツイッター上で注目を集めています。「和菓子は表現次第で無限の可能性があります」と話す職人に聞きました。
今月7日にツイッター投稿された3枚の「イチゴ」の写真。
1枚目と2枚目は角度を変えて撮ったもので、いずれもイチゴにしか見えません。
3枚目はそれを半分にカットしたものが写っていて、中に大福が入っているように見ます。
実はこの和菓子、白餡に求肥や山芋を加えて炊きあげた「練り切り」を使って、イチゴを写実的に表現したものです。
この投稿に対して、「本物のイチゴみたい」「これがホントのいちご大福?」といったコメントが寄せられ、いいねは9千を超えています。
⚠️和菓子です⚠️
— 和菓子職人 三納寛之 (@wagashi_sanchan) January 7, 2020
練り切りで苺を作りました🍓
かなり写実的に作るために手間と時間をかけました、量産できないので販売はしてないです。
手間とか利益とか考えなければ和菓子の表現できる可能性は無限大だと思います✨日本文化の一つ和菓子の魅力が広まれば嬉しいな☆以上、職人のお遊びでした〜🍓 pic.twitter.com/oqJJled4u4
「サクランボ、ミカン、リンゴなど、過去に本物そっくりの和菓子シリーズを作っていて、イチゴも面白いものができそうなのでやってみました」
そう話すのは「フリーの和菓子職人」三納寛之さんです。
店舗を持たずに時折通販をしたり、イベントに出展したり。和菓子体験教室やレッスン、海外でのセミナーなども実施しています。
徹底的にリアルに、写実的に表現したという今回の練り切り。
イチゴの種はケシの実を淡く着色したものを一つずつ付けて再現。イチゴ表面の艶にもこだわったそうです。
話題になったことについては、こう話します。
「和菓子というとなんだかなじみがなく、身近に感じないかもしれません。表現次第で無限の可能性もあるのだと言うことを知っていただき、少しでも自国の文化の一つでもある和菓子というものに興味を持っていただけたら嬉しいです」
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