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ネットの話題

ヨーグルトに付いてた「袋入り砂糖」今も売ってます 製造元に聞いた

数年前まで大容量プレーンヨーグルトに添付されていた「あの砂糖」について取材しました。

日新製糖が販売している「フロストシュガー」
日新製糖が販売している「フロストシュガー」 出典: 日新製糖提供

目次

 数年前まで大容量のプレーンヨーグルトに添付されていた砂糖袋。顆粒状で溶けやすく便利だったあの砂糖が半年ほど前、ネット上で話題になりました。現在も製糖会社が一般向けに販売しているというのです。ヨーグルト以外の使い方や特徴について取材しました。

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以前はプラスチックのフタを開けると「袋入りの砂糖」がのっていました
以前はプラスチックのフタを開けると「袋入りの砂糖」がのっていました

ツイッターで話題に


 平成から令和に変わる少し前、ヨーグルトに添付されていた砂糖がツイッター上で話題になりました。

 きっかけは「平成が終わるまでにもう一度味わいたい!」という内容のつぶやき。

 「あの粉だけペロペロしてた」「独特の舌触りと溶ける感触」といった惜しむ声や、「多少割高でもあれだけで売って欲しい」が上がりました。

 そんな中、「あの砂糖が売っていたので買った」といったツイートも登場。

日新製糖が販売している「フロストシュガー」
日新製糖が販売している「フロストシュガー」 出典: 日新製糖提供

フロストシュガーとは


 紹介されていた商品は日新製糖が販売している「フロストシュガー」でした。

 ヨーグルトのトップブランド「ブルガリアヨーグルト」で知られる明治のホームページを見ると、Q&Aのコーナーに「フロストシュガー」の文字がありました。

 「添付していた砂糖は、フロストシュガーと言い、グラニュー糖を粉砕したものに水を加え、裏ごしし、その後顆粒状にしてから乾燥させたものです」

日新製糖が販売している「フロストシュガー」
日新製糖が販売している「フロストシュガー」 出典: 日新製糖提供

作っているメーカーに聞きました


 日新製糖のホームページでは、フロストシュガーの特徴について、こう説明しています。

 「フロストシュガーは日新製糖が開発した多孔質で顆粒状の砂糖です。溶けの速い砂糖が欲しいというご要望にお応えして開発し、製品化されたものです」

 その特徴は、冷たい水に溶けやすい「即溶性」、泡が立ちやすい「抱気性」、湿気にくく固結しにくい「耐吸湿性。耐固結性」など。

 ヨーグルトに使う以外にも、生クリームやメレンゲ、スポンジ生地の泡立てや、ドーナツに乗せる砂糖衣などとしても使われているそうです。

 日新製糖では、お菓子作りなどの業務用1kgだけでなく、300g入りの「フロストシュガースタンドパック」も販売。

 さらに「ヨーグルト用のお砂糖」という商品名で8g×10本入りも販売しています。こちらは、プレーンヨーグルトへの砂糖添付がなくなることを受けて商品化したそうです。

日新製糖が販売している「ヨーグルト用のお砂糖」
日新製糖が販売している「ヨーグルト用のお砂糖」 出典: 日新製糖提供


 フロストシュガーが注目を集めたことについて、日新製糖の担当者は「話題になっていること自体は大変ありがたいです」と話していました。

 ◇ ◇ ◇

 日新製糖のフロストシュガー以外にも、「ヨーグルトにサッと溶けるお砂糖」という商品が三井製糖から販売されています。

三井製糖が販売している「ヨーグルトにサッと溶けるお砂糖」
三井製糖が販売している「ヨーグルトにサッと溶けるお砂糖」 出典: 三井製糖提供

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