連載
#10 どうぶつ同好会
パンダみたいなアザラシ! 寝起きを捉えた1枚が話題 おたる水族館
寝起きのアザラシを撮影したら、目の周りがパンダみたいになっていた――。
寝起きのアザラシを撮影したら、目の周りがパンダみたいになっていた――。そんな写真がツイッター上で注目を集めています。撮影したおたる水族館(北海道小樽市)の担当者に話を聞きました。
先月22日、おたる水族館のツイッターアカウントがこんなつぶやきを投稿しました。
「寝起きのアザラシは目の周りだけ濡れていることがあります」
添付された画像には、ワモンアザラシのピセ(メス、推定5歳)の顔がアップで写っており、目の周りだけが黒くなっていてパンダのように見えます。
この投稿に対して、「なんでパンダになるんですか?」「ゴールデンボンバーの樽美酒研二さんみたい」といったコメントが寄せられ、リツイートは8千、いいねは3万1千を超えています。
寝起きのアザラシは眼の周りだけ
— おたる水族館 (@otaruaquarium) August 22, 2019
濡れていることがあります。 pic.twitter.com/9Pn767bASa
撮影したのは、おたる水族館海獣飼育課の新野雅大さんです。
「涙を鼻の奥に流す『鼻涙管』がアザラシにはないため、寝ている間に目の周りに涙が流れて、このような模様になったようです」
ピセの毛皮は乾いた状態だと白っぽいですが、水に濡れると灰色っぽくなります。陸上で眠っていたため、涙が目の周りに流れて模様になったようです。
「個体によっては、涙が流れた線が残っていることがあります。いずれにしてもこんなにハッキリ見られることは、そんなにありません」
話題になったことについてはこう話します。
「撮影した時から、これはぜひ投稿しようと思っていたので『してやったり』という気分です。ワモンアザラシの他にもショーやエサやり体験などもあるので、ぜひおたる水族館にお越しいただいて、ゆっくり見ていただきたいです」
1/12枚