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「鳥獣戯画の手ぬぐい」、なぜタリーズコーヒーが? 担当者に聞いた
タリーズが鳥獣戯画の手ぬぐいを売る理由とは?
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タリーズが鳥獣戯画の手ぬぐいを売る理由とは?
タリーズコーヒーで19日から販売されている「タリーズ手ぬぐい鳥獣戯画」。2013年から定期的に売られており、今回はマグカップやマスキングテープなどもあります。なぜコーヒーの店が鳥獣戯画なのでしょうか? 担当者に理由を聞きました。
京都の高山寺に伝わる国宝絵巻「鳥獣戯画」。
そこに登場するウサギやカエルなどをモチーフにした「タリーズ手ぬぐい鳥獣戯画」が今月19日から、一部店舗を除いて販売されています。
動物たちがコーヒーを淹れたり、マシュマロを焼いたりしてキャンプを楽しんでいるデザインで、価格は税込み1400円です。
タリーズコーヒーでは2013年から、手ぬぐいブランド「かまわぬ」とコラボした手ぬぐいを販売。中でも人気なのが鳥獣戯画です。
今回は手ぬぐいだけでなく、鳥獣戯画シリーズの風呂敷やマグカップ、マスキングテープ、タリーズカード&がま口ケースセットも売っています。
なぜコーヒーのお店が手ぬぐいなのか? なぜ鳥獣戯画なのか?
タリーズコーヒージャパンマーケティング本部の阿部大さんは「きっかけは2013年に開店した銀座の歌舞伎座店なんです」と話します。
500号記念店舗となった歌舞伎座店。店頭サインに提灯(ちょうちん)をコラージュしたデザインを施したり、壁は市松模様のデザインにしたりと、歌舞伎座にちなんだ装飾が施されました。
店舗デザイン以外にも何かできないかと考えるなかで、鳥獣戯画の手ぬぐいを売ることが決まったそうです。
歌舞伎座店で好評だったことから、「かまわぬ」とコラボした手ぬぐいを他の店舗でも売ることに。毎年鳥獣戯画というわけではありませんが、正月恒例の商品となりました。
今回、手ぬぐい以外のグッズを売る狙いについては、こう説明します。
「東京五輪に向けて増える外国人観光客に『日本ギフト』として発信したいと考えました。かまわぬブランドのファンに向けての発信でもあります」
カエルやウサギが描かれたタリーズカードは、がま口ポーチとセットに。4巻の絵巻物からなる鳥獣戯画に合わせて、マスキングテープは「コーヒータイム」「キャンプ」「コーヒージャーニー」「コーヒー豆」の4種類セットにしました。
「マスキングテープはタリーズで初の取り扱いです。女性にぜひ使っていただきたいです」と阿部さん。
手ぬぐいのデザインには「タリーズ」の文字が隠れているそうで、そちらもぜひ探してみてくださいとのことでした。
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