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車庫入れみたいな甘え方? 縦列駐車、交通事故…愛犬のしぐさが秀逸
飼っている愛犬のしぐさを車に例えた漫画が、ツイッター上で注目を集めています。
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飼っている愛犬のしぐさを車に例えた漫画が、ツイッター上で注目を集めています。
突然お尻を向けて近づいてきて座り込む「車庫入れ」。体の側面から横たわる「縦列駐車」――。飼っている愛犬のしぐさを車に例えた漫画が、ツイッター上で注目を集めています。作者に話を聞きました。
先月16日、「うちの犬の甘え方が独特で可愛い。車かな?」という文章とともにツイッター投稿された3ページの漫画。
飼い主の女性が床に寝転がってスマホの画面を見ていると、トイプードルが近づいてきます。
方向転換して後ろ向きになり、お尻を近づけてきて座り込む愛犬。女性は思わず「車庫入れ」とつぶやきます。
次のページでは、床に座ってタブレット端末で絵を描いていると、寄り添うように側面を預けて横になります。この時思ったのが「縦列駐車」。
そして最後のページは、帰宅した飼い主を出迎えようと、勢いよく走ってきてドンとぶつかる「交通事故」です。
うちの犬の甘え方が独特で可愛い。
— 道雪 葵@うちのトイプー発売中 (@michiyukiaporo) 2019年6月16日
車かな? pic.twitter.com/uBJmbCOX8v
この漫画に対して、「うちの子も全パターンやります」「発想が独特で可愛い」といったコメントが寄せられ、リツイートは2万、いいねは11万を超えています。
描いたのは、「アポロにさよなら」(講談社)、「女子漫画編集者と蔦屋さん」(一迅社)などの作者・道雪葵(@michiyukiaporo)さんです。
「うちのトイプーがアイドルすぎる」(KADOKAWA)は、飼っているトイプードル「クーさん」の可愛いエピソードを詰め込んだエッセイコミック。今回の漫画で車みたいなしぐさを見せているのがクーさんです。
「オスで13歳、人間でいうと70歳近いハイシニア期のおじいちゃんです。甘えん坊でありながら、わりと性格はクールな男だと思います」
別の連載を執筆中に、喫茶店で息抜きに描き始めたクーさんの漫画。ツイッターに投稿するたびに大きな反響が寄せられ、出版社から声がかかって連載が始まりました。
献本届いた!
— 道雪 葵@うちのトイプー発売中 (@michiyukiaporo) 2018年11月10日
カバーも中の色もお菓子みたいで可愛い! pic.twitter.com/fGIM0WeMch
普段からよく見かけるという、車のようなクーさんのしぐさ。描こうと思ったきっかけについては、こう話します。
「連載のシーズン2も終わり、一区切りついたところで『あ、こんな可愛いエピソードがあったのに描き忘れた!』と思い、ツイッターに上げました」
横に並んだり、お尻からバックしてきたり。何かに似てるなと思っていて、ふと「駐車の仕方だ!」と気づいたそうです。
「クーさんの動きを細かく描写することで、より車っぽさを表現しました。漫画家にあるまじきことですが、ゆるい絵とはいえ、車を描くのが面倒でした」
話題になったことについて「猫派が多い世の中らしいですが、犬派も増えてくれと念じています」と話す道雪さん。
そして、こう付け加えます。
「犬に限らず動物全般に言えることですが、ペットはぬいぐるみじゃありません。一緒に生きていくには世話をする責任があって当然なので、途中で捨てたり虐待したりせず、優しくしてほしいなと思います」
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