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食べ物が進化すると犬に? 2度バズった「たべものに育てられた犬」
犬の見た目の特徴と食べ物を結びつけたカプセルトイが先日、ツイッター上で注目を集めました。
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犬の見た目の特徴と食べ物を結びつけたカプセルトイが先日、ツイッター上で注目を集めました。
食パンに育てられたコーギー、唐揚げに育てられたトイプードル……。犬の見た目の特徴と食べ物を結びつけたカプセルトイが8日に発売されます。今年1月に期せずして原案のツイートが話題となり、3月には狙ってもう一度「バズらせる」ことに成功したという企画について取材しました。
今年1月8日、「記録には残ってないけど食パンはこういう進化をたどってコーギーになったんだよ」という文章とともにツイッター投稿されたイラスト。
そこには4つの段階を経て、食パンがコーギーに変化していく様子が描かれています。
この投稿に対して、「やっぱりそうだったんですね」「もふもふ感がたまらない」といったコメントが寄せられ、リツイートは4万、いいねは15万を超えています。
記録には残ってないけど食パンはこういう
— じゅん🐶仙台ロフト〜4/4 (@kametan_jun) 2019年1月8日
進化をたどってコーギーになったんだよ。 pic.twitter.com/2RFyG5OMQh
それから2カ月以上が経った3月14日。同じアカウントがこんなつぶやきを投稿しました。
「【お知らせ】パンに育てられたコーギー ご飯に育てられたポメ 他5種 最高にシュールなガチャガチャが出ます」
添付されている画像には、前回話題になったイラストの食パンコーギーがカプセルトイとして立体化されており、全5種類が紹介されています。
こちらの投稿に対しても、「ユーモアあって可愛い」「各3匹はほしいな」といったコメントが寄せられ、リツイートは1万8千、いいねは6万3千を超えています。
「2度目の投稿は商品化の話だったので、拡散は難しいだろうと思っていました」
そう話すのは、「たべものに育てられた犬」の原案を考えたイラストレーターで、投稿主のじゅんさんです。
実は、1月の段階でカプセルトイ化の話はかなり進んでいたそうです。
そんな中で、なんとなくそのうちの1種類の原案イラストをツイートしたところ、「これまでで一番」というほど、リツイートといいねが伸びました。
【お知らせ】
— じゅん🐶仙台ロフト〜4/4 (@kametan_jun) 2019年3月14日
パンに育てられたコーギー
ご飯に育てられたポメ 他5種
最高にシュールなガチャガチャが出ます。 pic.twitter.com/YO1zyb74G3
カプセルトイ化の話を持ちかけたのは、企画やデザイン、製造販売を手がけるクオリア(東京都豊島区)の社長・小川勇矢さんです。
昨年9月にじゅんさんに声をかけた段階では、「たべものに育てられた犬」は原案すらなく、「ふんわりしたイラストで、女性向けに人気が出そうだな」というぐらいのイメージでした。
商品化にあたって2人でやりとりする中で、じゅんさんが出してきた4案のうちの1つが「食べ物と犬を組み合わせる」でした。
「じゅんさんのアイデアを生かすべく、こちらからお願いしたのは『もう少しリアルにしてほしい』という点だけです」と小川さん。
「唐揚げに育てられたトイプードル」など5種類は、いずれもじゅんさんが最初に出してきたものを、ほぼそのまま生かしています。
「犬って茶色っぽいイメージがあったので、色を頼りにネットで画像検索して、犬と食べ物の組み合わせを考えました」とじゅんさん。
1月のツイートで「これでガチャが売れるかも」という手応えを感じただけに、どうやって商品化の発表をするか、かなり悩んだそうです。
前回はイラストでしたが、今回はカプセルトイの原型が完成しているため、それを使うことは決まっています。
どうすれば狙って「バズらせる」ことができるか? 5種類すべてを並べてみたり、イラストと組み合わせてみたり、添付する画像についてあれこれと試行錯誤しました。
そんな中でヒントになったのが、クリエイター仲間・しろくまななみんさんからのアドバイスでした。
「食べ物と組み合わせてるんなら、食べ物の実物と並べて撮影したらいいんじゃない?」
アドバイスに従って、それぞれの写真を撮影。ツイートに添付したところ、見事に拡散しました。
「あの画像の力は大きかったと思います。彼女には感謝しかありません」とじゅんさん。
カプセルトイは1個300円で、6月8日から全国の大手雑貨店などで取り扱いが始まる予定です。
「『コンプリートしたい』とのコメントを多くいただいています。ぜひ、全部集めてください。そして飾ったり、食べ物と並べて撮影したりして、SNS投稿してもらえるとうれしいです」
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