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さらっと1年で復活? 「さらっとしぼったオレンジ」本日から再販売

昨年販売を終了したダイドードリンコの定番商品「さらっとしぼったオレンジ」が、約1年を経て本日復活しました。

左は昨年終売になった「さらっとしぼったオレンジ」、右は今回発売された商品です
左は昨年終売になった「さらっとしぼったオレンジ」、右は今回発売された商品です 出典: ダイドードリンコ提供

目次

 昨年販売を終了したダイドードリンコの定番商品「さらっとしぼったオレンジ」が、約1年を経て本日復活しました。一見して「さらっと」復活したように見えますが、中身や容器なども改良を重ねたといいます。担当者に話を聞きました。

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さらしぼオレンジとは


 1996年に発売された「さらっとしぼったオレンジ」は、中高生を中心に安定した人気を保っていました。

 果実の房を細かくしたオレンジパルプと天然水を使用。搾りたての食感が楽しめる点が特徴で、490gの大容量サイズは飲みごたえもありました。

 人気商品でしたが昨年、在庫限りでの終売を発表。すると「安くてうまかったのに」「俺の夏の風物詩が1つ消えた」といった声が上がりました。

 販売終了の理由について、ダイドーの広報担当者は当時、こう説明していました。

 「弊社は国内飲料の売り上げの8割を自販機が占めています。この商品単体の売り上げうんぬんではなく、さらなる成長を目指してラインナップの最適化を考えた上での苦渋の決断でした」

昨年終売になった「さらっとしぼったオレンジ」
昨年終売になった「さらっとしぼったオレンジ」 出典: ダイドードリンコ提供

本日から再販売


 終売直後から再販売を望む声が多数寄せられたというこの商品。すぐに寄せられた意見を分析して再販売の検討を始めたといいます。

 多かったのは「懐かしい」「青春の味」「高校の部活帰りに飲んでいた」といったコメントで、30~40代が中心だったそうです。

 再販売を決めた理由について、広報担当者はこう言います。

 「現代の嗜好を考慮した商品であれば、学生時代にご愛飲いただいた方、過去にご愛飲いただいた方も含めて多くのお客様にご愛飲いただけるのではないかと考え、進化した新商品としての発売に至りました」

12日に発売された新商品「さらっとしぼったオレンジ」
12日に発売された新商品「さらっとしぼったオレンジ」 出典: ダイドードリンコ提供


 そして今月7日、「さらっとしぼったオレンジ」復活が発表されました。

 12日にセブン―イレブンでの販売が始まり、25日からは全国の自動販売機でも売り始めます。

 従来のオレンジ果汁とパルプに加えて、新たにピールエキスを追加。すっきりとした後味を保ちながらオレンジ感を高め、学生から大人まで楽しめる味わいに仕上げたといいます。

 また、容器も再栓可能なボトル缶タイプに変更になり、内容量は490gから375gになっています。

ボトルに印字された商品名の書体やオレンジの配置なども、微妙に変更されています
ボトルに印字された商品名の書体やオレンジの配置なども、微妙に変更されています 出典: ダイドードリンコ提供

内容量は減りましたが


 内容量は減りましたが、価格は少し上がって税抜き139円に。量の多さが売りの一つでしたが、なぜこの決断をしたのでしょうか。

 「ただ復活することが目的ではなく、将来的にも永くご愛飲いただくことが目的です。大容量に魅力を感じてご愛飲頂いていた方もいらっしゃいますが、一番ご評価いただいていたのは『味わい』と考えています。また、過去に飲んでいただいた30~40代の方から『一気に飲み切れない』という声をいただいたこともあり、再栓可能な今回のボトル缶を採用いたしました」

 ボトルに印字された商品名の書体やオレンジの配置なども、微妙に変更されています。

 「書体は商品を認識する大切な要素だと考え、視認性を高めるために微調整を行いました。またオレンジの配置や背景などは、発売以来からの過去デザインを確認して、いつの時代に購入していた方が見ても『さらっとしぼったオレンジ』と一目で分かるデザインとなるようにこだわりました」

 発売前からネットを中心に話題になったことについては、こう話します。

 「想定を上回る大きな反響をいただき、また発売を喜んで頂ける方が多くいらっしゃるので、本当にありがたいとしか言いようがありません」

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