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この階段の秘密、気づきましたか? 全部ミニチュア、20歳作者に聞く
ネット上で注目を集めている「階段」があります。
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ネット上で注目を集めている「階段」があります。
ネット上で注目を集めている「階段」があります。壁には手すりや照明、額装されたポスターまで取り付けられていますが、実はこれ、手作りのミニチュア作品です。作ったのは、トリックアートノートでも話題になった20歳のMozuさん。詳しく話を聞きました。
あなたには見えますか?
— Mozu (@rokubunnnoichi) 2018年9月19日
この階段の「秘密」が・・・
作品紹介はコメント欄に続きます。#mozu_world pic.twitter.com/RxU5mP2AGI
先月19日、「あなたには見えますか? この階段の『秘密』が……」という文言とともに投稿された動画。
薄暗い明かりがついた階段が映っていて、壁には手すりやポスターが飾られています。住宅の階段かと思いきや、しばらくすると階段の奥から人の指が大きく伸びてきて、ミニチュアであることがわかります。
この動画に対して、「実家の階段と一緒で感動」「ほんとに小人が住んでるみたい」といったコメントが寄せられています。
続けて投稿された、ミニチュアの階段の中にカメラが入って行く動画は、リツイートが7万、いいねは24万を超えています。
小人シリーズ第2弾。
— Mozu (@rokubunnnoichi) 2018年9月20日
『小人の階段』
実はこの作品、中に入れます。
今作を作った理由の1つは、この映像を撮りたかったからでもあるんです。#mozu_world pic.twitter.com/XYhMlzFHOY
この作品『小人の階段』を制作したのは、20歳のMozuさん。コマ撮りアニメ、ジオラマ、トリックアートの3つの分野で活躍しています。
今年6月には、「ミラクル エッシャー展」の会場で販売されていたトリックアートノート「NOUTO」が話題になった若手クリエーターです。
『小人の階段』の制作期間は4カ月。細部までこだわって、すべて手作りしています。
階段はプラスチック板で、全ての段の幅をそろえるためにシリコーンの型で複製し、木目調に塗装。照明は、透明プラスチック板でLEDを覆ったもので、やすりをかけることでぼんやりとした明かりを再現しています。
動画には映っていませんが、階段入り口にはホームセンターで購入したコンセントが取り付けてあるので、ミニチュアの大きさがとれほどのものかわかるようになっています。
中学1年生の時にミニチュアやジオラマを作り始めたMozuさん。ツイッターには『小人の階段』の設計図も投稿されていて、こうコメントしています。
「中学、高校の頃は技術が足りずに結局設計図通りに作れないことが多かったけど、作品数を重ねて最近ようやく設計図通りに作れるようになったので嬉しいです。今作は『ほぼ理想通り所々理想超え』という感じです。ただ、課題も多く見つかった作品でもありました」
今回こだわったのは階段のクオリティー。「そこだけを写すと本物にしか見えない」というところまで作り込んだそうで、「水平、垂直、直角や、全ての段の幅を同じにしないとぴったり壁に収まらないことなど、今までのどの作品よりも正確さが求められました」とのこと。
作品が注目を集めたことについては、こう話します。
「自分の好きな世界観が、これだけ多くの方に興味を持っていただけたのが嬉しいです。小人シリーズはまだたくさんアイデアがあるので、どんどん作っていきたいです」
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