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東京「私の毎日23苦…」 ご当地ネタで仕事の愚痴 読むほどにジワる
例えば東京なら「同僚の上から目線が高層すぎ」、大阪なら「上司の『邪魔するで』がホンマに邪魔」といった感じです。
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例えば東京なら「同僚の上から目線が高層すぎ」、大阪なら「上司の『邪魔するで』がホンマに邪魔」といった感じです。
【ネットの話題、ファクトチェック】
仕事の愚痴に「ご当地ネタ」を盛り込んで作った広告が、ツイッターで注目を集めています。東京なら「同僚の上から目線が高層すぎ」、大阪なら「上司の『邪魔するで』がホンマに邪魔」といった感じです。なぜ主要都市ごとに作り分けたのか? 広告を出した会社に聞きました。
先月下旬にツイッター投稿された画像。そこには黄色い便箋のようなものに「牡蠣のほうがよっぽど大切に育てられているように思う」「広島で働くみなさまへ」と書かれた広告が写っています。
この広告に対して、「牡蠣だけに生々しい」「でも牡蠣だけに食い物にされるんでしょ」といったコメントが寄せられ、リツイートは3万、いいねは5万を超えています。
調べてみると、他にも同じような広告が北海道5、仙台8、東京10、愛知6、大阪8、広島6、九州6、全国版10と、合わせて59種類もありました。それぞれ、こんな感じの愚痴が並んでいます。
この広告を出したのは「オー人事、オー人事」のCMで知られる人材総合サービスの会社「スタッフサービス・ホールディングス」です。
これら全59種類は、先日復活したテレビCMに合わせて制作された屋外広告で、すべてホームページ上でも公開されています。
制作の狙いについて、広報担当者に話を聞きました。
――なぜ都市ごとに分けたのでしょうか
ご当地ネタを盛り込んで特定の地域の方々により強く共感いただきたいと考えました。スタッフサービスグループは47都道府県でサービスを展開しているので、全国共通で共感していただけそうな「オー人事なつぶやき」もあわせて制作しました。
――各都市はどうやって選んだのでしょうか
ビジネスパーソンの多い都市を中心に選択しました。
――各都市ごとのフレーズを作るにあたって心がけたことは
その地域で働いていらっしゃる方々に共感していただくことを第一に考えました。5~6人でアイデアを出し合い、一部コピーについては、その地域出身者とも検討を重ねて作成しました。
――付箋形式にした理由は
「日々、職場で感じている気持ちや事象を思わず書き出してしまった」という状況を表現するためです。ビジネスツールとして確立されている付箋に手書きする、というデザインです。
――「ここに注目」という点があれば
「職場にはたくさんのミスマッチがあふれている」ということを付箋で表現しました。テレビCMだけでなく屋外広告でも、ぜひ「オー人事」の世界観を感じていただけたらと思います。
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