話題
工事現場が様変わり! 「バルーン投光器」の遊び心、製造元に聞く
夜の工事現場で見かける「バルーン投光器」が、ツイッター上で話題になっています。
話題
夜の工事現場で見かける「バルーン投光器」が、ツイッター上で話題になっています。
【ネットの話題、ファクトチェック】
夜の工事現場で見かける「バルーン投光器」。周辺をまるで昼のように明るく照らす機器ですが、バルーン部分がウサギの形になったものが、ツイッター上で話題になっています。「工事現場のイメージアップにつながり、目を引くので注意を促しやすいんです」と話す製造元に話を聞きました。
今月13日、「投光器がウサギのものも出てきた模様」という文言とともにツイッター投稿された画像。
そこには、工事現場に設置されたバルーン投光器が写っています。よく見かけるのは無地の白いバルーンですが、こちらはウサギの形をしており、内側から光を放っています。
この投稿に対して、「これはかわいい」「ミニねぶたみたいなの出てくるのも時間の問題ですね」といったコメントが寄せられ、リツイートは1万5千、いいねは1万7千を超えています。
こちらの商品を製造した会社は、東京都府中市にある「ライトボーイ」です。ホームページを見ると、バルーンに工事概要を記した「標識バルーン」や、今回話題になっている「デザインバルーン」などが紹介されています。
デザインバルーンのページには、ツイッターで注目を集めたウサギだけでなく、作業員がお辞儀をしているもの、サッカーボール、クリスマスツリーなど、多くのデザインが紹介されています。
また、「企業や自治体・ご当地キャラ等、アイディア次第でバリエーションは無限大」といった説明書きもあり、工事現場以外の用途も想定しているようです。
なぜ、このような投光器を作ることになったのか? ライトボーイ投光機事業部の眞角優子さんに話を聞きました。
――いつから製造しているんですか
「2002年からです」
――特徴やメリットを教えてください
「工事現場のイメージアップと、目を引くので注意を促しやすいという点です」
――現在ラインナップは何種類あるのでしょうか
「カタログに掲載されているものは38種類ですが、それ以外にも販促用や特注品など、これまでに作ったものを含めると500種類を超えます」
――どれくらい売れているんですか
「年間約300~400個を出荷しています。工事現場だけでなく、お祭りや献血会場用、ゆるキャラをモチーフにしたものなどもあります」
――特に人気の商品は
「白いバルーンの上で作業員がお辞儀をしている『たるガードマン』ですね。雪だるまやサンタクロース、獅子舞など季節もののデザインも人気です」
――作ろうと思ったきっかけは
「工事現場の方からの『真っ白いバルーンだけではつまらない』という声をきっかけに、社内でデザインを検討して何度も試作を重ね、発売に至りました」
――制作する上での苦労は
「なるべく明るさも確保しつつ、膨らみも考慮しながら、見栄えのするデザインを作ることです」
――お値段は
「個別に見積もらせていただきますので、お問い合わせ下さい」
――話題になったことについては
「大変嬉しく思っており、今後の企画・製作の励みにしていきたいと思います。特注のデザインバルーン製作も承っていますので、お気軽にご相談下さい!」
1/44枚