連載
ごうちゃさんからの取材リクエスト
手を洗おうとしてセンサーが反応しない、あの敗北感を克服したいです。
#5 あなたの知らないトイレ
トイレの蛇口が反応しない…あの敗北感を前に、我々ができることは?
連載
手を洗おうとしてセンサーが反応しない、あの敗北感を克服したいです。
#5 あなたの知らないトイレ
自動ドアの反応は理解できました。
同じようにセンサーで反応する、トイレの洗面台の蛇口についても調査をお願いします。
手を洗おうとしてセンサーが反応しない、あの敗北感を克服したいです。 ごうちゃ
トイレの洗面台にある自動の蛇口がなぜか反応しない。そんな経験、ありませんか? 何度チャレンジしても一滴も出ない……。あの「敗北感」を前に、我々ができることがあるでしょうか。メーカーに聞きました。
住宅設備メーカーの大手LIXILによると、自動の蛇口の多くは赤外線で手を感知しているそうです。
センサーは、光の反射で作動します。
担当者は「光の量の変化や、光の角度の変化を検知して、手がかざされたことを認知しています」と説明します。
LIXILによると、センサーが反応しない理由として主に二つ考えられるそうです。
一つ目は、製品によってセンサーの位置。
最新型は水の出る部分(口の部分)にあるものが多く、そこに手を差し出せば、センサーが反応します。一方、蛇口の元にある製品もあるので、口の部分に手を出しても水が出ません。
二つ目は、センサーの窓口が汚れていることです。
手を洗うと水がはねて、さらにせっけんかす(水あか)がセンサーに付くことがあります。
毎日、掃除をしても、「汚れ」が付くのは避けられず、センサーを鈍らせたりすることがあるそうです。
同じく大手のTOTOにも聞きました。
担当者は「センサーは基本的に吐水口あたりに設置しているため、手を差し込めば、普通は水が出るはずです」と話します。
「特に最新型のセンサーは反応がいいので、反応が鈍いのは、古い機種ではないでしょうか」と推測します。
「敗北感」を克服する方法としては、まず、センサーの位置を気にする必要がありそうです。
蛇口近くにセンサーがある最新式になれてしまった人は、差し出し方が足りない可能性があります。
センサーが汚れていたら、あきらめて別の蛇口にトライした方がいいかもしれません。
TOTOでは、古いセンサーの修理や交換もしているそうです。
LIXILでは「センサーが汚れても検知ができるよう開発中」だそうです。
1/8枚