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トランプファミリー、次女も存在感 名門大卒、モデルデビューも
トランプ大統領の長女イバンカ氏は、選挙戦から注目されてきました。一方、トランプ大統領にはもう1人の娘、ティファニー・トランプ氏がいます。知名度はまだイバンカ氏と比べものにならないですが、歌手でモデル、ダブル学位と法学志向など、独特の存在感があります。ティファニー氏とはどのような人物でしょうか。
ティファニー氏は、トランプ大統領と2番目の妻で女優のマーラ・メイプルズ氏との間の子どもです。1993年生まれの23歳です。
両親はすぐ離婚。ティファニー氏はカリフォルニアで育ちました。トランプ氏はニューヨークが活動拠点なので、なかなか会う機会が少なかったそうです。
ティファニー氏の最初の夢は歌手でした。18歳の時に母の影響を受け、「Like a Bird」をリリースしました。曲は成功したとは言えませんでしたが、YouTubeで視聴することが可能で、現在100万以上の視聴数を記録しています。
その後ティファニー氏は勉強に力を入れ、2016年には名門ペンシルベニア大学の社会学と都市学(urban studies)のダブルディグリー(学位)を取得しました。
世界中から注目されているイバンカ氏はティファニー氏より12歳年上です。母親は違いますが、現地のメディアVanity Fairでは仲がいいと報道されています。2人には共通点が少なくありません。
ティファニー氏が卒業したのは、イバンカ氏の母校でもあるペンシルベニア大学です(ちなみに父親のトランプ大統領も同じ大学です)。
イバンカ氏はファッションブランド「イバンカ・トランプ」を手がけていますが、ティファニー氏もファッション業界に興味を示しています。ティファニー氏はファッション誌『ヴォーグ』でインターンを経験し、ファッションモデルとしてデビューしています。
イバンカ氏の夫、ジェレッド・クシュナー氏は不動産ビジネスを手がけていますが、ニューヨークタイムズの報道によると、ティファニー氏の恋人、ロス・メカニック氏の父親も有名な不動産関連の弁護士です。
大統領就任式では、姉妹そろって純白のコートを身にまとい、『USAトゥデー』などの欧米メディアでは「mirror」(鏡)と報道されました。ニューヨークタイムズによると『ヴォーグ』のインターンを紹介したのも、イバンカ氏だと言われています。また、イバンカ氏は、ティファニー氏を「特別な人」と評価していると伝えています。
『トランプの衝撃』の著者で、在米の作家・ジャーナリストの冷泉彰彦さんはティファニー氏について「幼い頃にトランプ氏の側から離れ、なかなか会えず、かわいそうだと思う人もいます」と言います。
「大統領選の期間中は父親を応援するために、ほかのトランプファミリーと一緒に、共和党全国大会に登場。数万人の前に堂々とスピーチをし、比較的高い評価を得たようです」
とはいえ、冷泉さんは「知名度は高くない」と見ています。
「ティファニー氏はまだ若く、大学を卒業したばかりなので、アメリカではまだ知名度が低く、存在感は高くないのが実情です」
ニューヨークタイムズの報道によると、現在、ティファニー氏は、法律の道に進もうとしているそうです。
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