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タトゥー禁止?〈3〉 刺青の歴史脈々 吉本ばなな「臨機応変に」
タトゥーの彫り師らに対する取り締まりが広がっています。自らもタトゥーを彫っているという作家の吉本ばななさんは「臨機応変な判断を」と話しています。
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タトゥーの彫り師らに対する取り締まりが広がっています。自らもタトゥーを彫っているという作家の吉本ばななさんは「臨機応変な判断を」と話しています。
2020年の東京五輪では、多くの外国人が日本を訪れます。タトゥーを含め、多様な文化的背景を持つ人々をどのように受け入れるかは、一つの焦点になりそうです。すでに、星野リゾートをはじめ一部の温泉旅館や温浴施設では、シールで隠すことを条件にタトゥーをした人の入浴を試験的に認めています。
右の太ももにバナナ、左肩にオバケのQ太郎を彫っているという作家の吉本ばななさんは、取材に対して次のようなコメントを寄せました。
「日本でもある種の人にとってタトゥーは宗教的な意味を持つし、海外ではもっと直接信仰にかかわる場合があります。最低限のマナー(温泉などでは隠すなど)と、彫る側は衛生面での基準などを満たした上で、臨機応変の判断をできるようでないと、オリンピック開催に関してトラブルが多いだろうと推測します」
連載「タトゥー禁止?」は今回で終わります。