話題
【受験生必見】大学入試会場、緊張で下痢になったら使うべきアプリ
17日から大学入試センター試験が始まります。重圧を感じている受験生は多いはず。緊張して緊張して、おなかが痛くなってしまい、本番で力を出し切れない――。そんなときの心強い味方「トイレお探しアプリ」開発の女性に聞いた、傾向と対策をまとめました。
話題
17日から大学入試センター試験が始まります。重圧を感じている受験生は多いはず。緊張して緊張して、おなかが痛くなってしまい、本番で力を出し切れない――。そんなときの心強い味方「トイレお探しアプリ」開発の女性に聞いた、傾向と対策をまとめました。
17日から大学入試センター試験が始まります。重圧を感じている受験生は多いはず。緊張して緊張して、おなかが痛くなってしまい、本番で力を出し切れない――。そんな事態だけは避けたいところです。
日用品大手「ライオン」の調査では、受験生が本番で最も心配していることは「プレッシャーによる体調不良」で、その中でも「腹痛・下痢」が1番不安というデータがあります。どうすれば本番で突然の腹痛を防げるのか。実際、腹痛になった場合はどうしたらいい??
専門家や10万カ所のトイレを調べ「トイレお探しアプリ」を作った女性に聞いた、傾向と対策をまとめました。
ライオンが、センター試験受験予定の高校3年生と浪人生各100人を対象にしたネット調査によると、過去に最もプレッシャーを感じた場面を100とした場合、センター試験のプレッシャー度数は平均101・52と回答。受験生にとってセンター試験は人生最大のプレッシャーを感じていることがわかりました。
さらに、最も不安なこととして約6割が「急な体調不良で実力を出し切れないこと」を挙げました。そのうち1位は「腹痛・下痢(56・5%)」。2位の「頭痛(25・5%)」の倍以上でした。実際、同社が販売している水なしで飲める下痢止め薬は、年間を通じてセンター試験前後で最も販売数が増え、通常の2倍の売り上げを記録するそうです。
そもそも、緊張したときにどうして腹痛や下痢が起きるでしょうか?
ライオン快適生活研究所のヘルスケアマイスターの山岸理恵子さん(47)によると、精神的ストレスによって腸の働きをコントロールする自律神経が乱れることが原因。腸が異常に収縮して、便の水分が十分に吸収されないうちに排出されるため、便が軟らかくなる仕組みです。「プレッシャー下痢」とも呼ばれ、下痢の発症原因の5割に達するとのデータもあり、午前中に起きやすく、繰り返す傾向があります。
予防のポイントに、山岸さんは何よりもストレス解消を挙げます。睡眠不足を避け、勉強中は合間にストレッチをしたり、音楽を聴いたりして体と心をほぐすことをすすめます。勉強後はゆっくりと半身浴をしてリラックスすると、睡眠を促す効果があります。
また、腸を刺激する甘いものや辛いものの食べ過ぎや、冷たい物にも要警戒です。体の冷えにも注意。普段から腹部を冷やさないように心がけましょう。
山岸さん自身も大学受験の際、第一志望の入試で消しゴムを忘れるほど緊張し、実力を出し切れず涙をのんだそうです。「試験会場に着いたらまずトイレの位置を確認すること。それだけでも心の余裕につながる。休憩時間のトイレは混雑するので、並んでいる間に気晴らしになる参考書などを持って行くこともおすすめ。イライラも精神的によくありませんから」と話しました。
当日、それでもおなかが痛くなったら、どうしたらいい??
試験時間外なら「@トイレ カレッジ」というトイレお探し専用の無料アプリが強い味方です。アプリには関東・関西・中京地区のキャンパスの最寄りにあるトイレ情報が網羅されています。
たとえば、アプリのトップ画面にある検索窓に「早稲田大学」と入力すれば、「西早稲田キャンパス」「戸山キャンパス」などとキャンパス名が表示されます。西早稲田を選ぶと、マップ上に赤いトイレマークが表示されて、どこに公衆トイレやコンビニ、カフェなどの利用可能なトイレがあるか一目瞭然。マップの他に「早稲田駅構内トイレ情報」などと、最寄り駅のどこにトイレがあるのかも教えてくれます。
アプリはライオン薬品事業部の佐久間鹿奈子さん(31)が考案し開発しました。
コンビニなどお店のトイレが利用可能かは、地道に聞いて回って増やしたそうです。その数、526キャンパス計10万トイレ。駅構内のトイレ情報も電話を架けまくって収集し、21万ダウンロードの人気アプリに成長させました。
昨年12月には、腹痛の守り神「以仁王」をまつる高倉神社(京都・綾部市)にも祈願してきたという佐久間さん。
「普段通りにやれば大丈夫。どうしても不安だったら試験前に弊社の下痢止めを飲んで臨んでほしい。水なしで飲めて即効性があり、2時間は持ちます」と、受験生にエールをくれました。