お金と仕事
すき家、「ワンオペ」9月で廃止へ 業績予想は赤字に修正
労働環境の改善に取り組むすき家が、深夜の1人勤務「ワンオペ」を9月末で廃止することを発表。コストが増えることから、業績予想を赤字に修正した。
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労働環境の改善に取り組むすき家が、深夜の1人勤務「ワンオペ」を9月末で廃止することを発表。コストが増えることから、業績予想を赤字に修正した。
すき家を経営するゼンショーホールディングスは6日、店舗での深夜の1人勤務「ワンオペレーション(ワンオペ)」を9月末までに解消する、と発表した。
全国の約2千店舗のうち、ワンオペをしているのは940店舗ほど。9月末までに2人勤務に移行できない店舗では、深夜営業そのものをとりやめる方針だ。
また、ワンオペ解消による人件費の増加や、すき家の企業イメージの悪化などから売り上げが下がることなどを織り込み、業績予想を黒字から赤字に修正した。
新たな業績予想によると、今年上半期(4~9月)の売上高は前回予想から78億円減の2543億円。営業利益は7割ダウンの18億円まで減り、純利益は14億円の黒字予想から一気に19億円の赤字に転落する見通しとなった。
ワンオペは、接客、調理から清掃、ドライブスルー、在庫や金銭管理、翌日の仕込みまで、すべて1人でこなす激務。
ゼンショーホールディングスの労働問題を調査した弁護士らのアンケートでは、回答したアルバイト店員の約8割が「やめるべきだ」としていた。