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新党「未来のビタミンファイブ」なんてどうよ
離合集散は人の世の常。デジャヴだらけの政党分裂と新党の歴史を、記者が思い出せる範囲で振り返ってみます。
まるで恋愛の破局のような比喩が当事者の言葉に多かった、2012年12月の「日本未来の党」分派。元代表の嘉田由紀子氏が、「暴露本」ばりに後の著書で経緯を紹介しました。
ちなみに、『政党が分裂するのは、二つ以上の対等の政党に分かれる「分党」と、もとの政党は存続するが一部議員が離党する「分派」がある。政党助成法などの規定では、未来は後者の分派にあたる』(2012年12月28日:朝日新聞紙面掲載)そうです。
13年12月には、みんなの党の渡辺喜美代表と野党再編を巡って対立を深めた、江田憲司衆院議員らが集団離党しています。
離党組の小野次郎参院議員は、twitterで新党名のアイデアを披瀝(ひれき)。そのユニークな案に微妙な反応が寄せられたからか、最後は「結いの党」に落ち着きました。
「日本ビタミン党」ってどうだろう?平仮名からカタカナに脱皮。単純明快で英訳も世界中で通じる。ロゴも勝利の「V」が使える♪(v^_^)v
ダメかなあ?
— 小野次郎(参議院議員) (@onojiro) 2013, 12月 10
小沢一郎氏が主導した非自民連立政権の流れをくむ新進党は1997年、なんと6党に大分裂。少数各党の四分五裂を経て細川護熙元首相は、長崎出身の某ムード歌謡グループを思わせる「フロムファイブ」を立ち上げました。
のちに「今は2人」とばかりに、小泉純一郎元首相と"変人・殿様"コンビを組もうとは、記者も予想だにしなかったです。