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写真で振り返る…ザックJ、2014W杯の軌跡
本田や香川、長友ら史上最強と言われた日本代表。W杯での快進撃も可能性十分と言われるほど前評判も高かった。スペクタクルサッカーへの期待は膨らんだ。
だが、何かがおかしかった。実力が発揮できない。
コートジボワール戦は本田弾で先制したがドログバ投入による「魔の2分間」で悪夢の逆転負け。
続くギリシャ戦は相手の退場で圧倒的有利になり、攻めまくったがスコアレスドロー。
第3戦でようやく持ち味の攻撃サッカーを見せたが、名将ペケルマン率いるコロンビアの攻撃陣に4ゴールをくらう。ザックジャパンは1分け2敗のグループC最下位に沈んだのだった。
(朝日新聞デジタル編集部・吉村真吾)
先制弾生かせず「魔の2分間」に沈む
1次リーグC組の日本は初戦で、コートジボワールと対戦。
前半16分、FW本田が左足でゴールを決めて先制。
1点リードして折り返した後半17分、コートジボワールがFWドログバを投入した後、FWボニ、FWジェルビーニョに立て続けにゴールを決められ、逆転を許す。
その後、FW大久保、終了間際にはFW柿谷が入ったが、反撃は実らず、1―2で惜敗した。
なぜだ!数的優位に立ちながら不完全燃焼
1次リーグC組の日本は、初戦を落とし、第2戦でギリシャと対戦。
先発は前試合の香川、森重に代えて、大久保、今野を起用した。
前半38分に、ギリシャのMFカツラニスが2枚目のイエローカードで退場し、数的優位に立つ。
後半からはMF遠藤、MF香川を投入、10人になったギリシャを相手に計18本のシュートを放つなど再三ゴールに迫ったが、ギリシャの堅守に阻まれて無得点に終わった。
原点回帰の攻撃サッカー、力勝負挑んだが…
1次リーグC組の日本は、第3戦でコロンビアと対戦。
決勝T進出のためには勝利が絶対条件だったが、前半16分にDF今野がPKを与えてしまい、先制を許す。
しかし、前半ロスタイムに、FW本田からのクロスをFW岡崎が頭で決めて同点に追いついた。
後半、勝ち越したい日本だったが、逆にコロンビアのFWマルティネスに左足で決められ、再び勝ち越しを許す。
MF山口、FW柿谷らを投入して反撃を試みたが、終盤に立て続けに得点を許し、1―4で敗れた。
2敗1分けで同組最下位となり、2大会連続の決勝トーナメント進出はならなかった。