岸田政権の「中間評価」5補選の結果は 維新の勢いには打つ手なし?

無党派層の投票先は0勝5敗

○○の世論
朝日新聞世論調査部

警察官らが警戒する中、集まった人たちに手を振る自民党の岸田文雄総裁=2023年4月22日午後、和歌山市、白井伸洋撮影

4月に行われた衆議院・参議院の五つの補欠選挙は、発足してから1年半の岸田文雄政権の「中間評価」とされました。結果は、自民党の4勝1敗。もともと自民が有していたのは3議席。それを上回ったのですから、堂々の「合格点」と言えます。しかし、3勝した選挙は、得票率でみれば5ポイント以内の接戦。さらに、朝日新聞が実施した出口調査を分析してみると、勝利に潜む脆弱な面がかいま見えてきました。(朝日新聞記者・君島浩)

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