「だれでもトイレ」はあてにできない、公衆トイレから見えた未来

子連れ機能をあえて分けたトイレ

松川希実
朝日新聞記者

東京都武蔵野市の公園にできた新しい公衆トイレ。バリアフリートイレとは別に〝子連れトイレ〟がある

公衆トイレは、どんなイメージでしょうか? できれば入りたくない……。そう思って避けていた筆者も、子どもを持ってそのありがたさを実感するようになりました。特に、広めに作られていたり、おむつ替え用のベッドがあったりする「だれでもトイレ」は頼りになる存在です。一方で、場所によっては「争奪戦」のような状態に。さまざまな悩みを一手に引き受けた「だれでもトイレ」。今回、あえて「子連れ機能」を独立させた新しいトイレをきっかけに、未来の「公衆トイレ」の在り方を考えました。

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