「脳が拒否した」12年前の現実…同人絵師を救ったコミケへの熱量

「行くまで死ねん」極限状態支えた創作の縁

神戸 郁人

大好きなアニメやゲームの二次創作本を編んできた、同人作家の男性。生きることと表現することの関係性を考えたという経験について、聞きました。

日本最大の同人誌即売会・コミックマーケット(コミケ)。このイベントに、冊子を編む立場で参加してきた、一人の男性がいます。大好きなアニメやゲームを楽しむだけでなく、自らの手で二次創作漫画などを描き、仲間たちと共有する。そんな風に過ごすことで、表現する喜びを実感できる時間が、いつまでも続くと思っていました。今も忘れられない、「あの日」を迎えるまでは……。表現することと、生きること。その関わりの強さを痛感したという体験について、振り返ります。(withnews編集部・神戸郁人)

続きを読む