「誰でもつまずく可能性はある」生活保護の負のイメージ…原告の思い

減額訴訟 利用者にとっての「重み」

竹田 和博
富山総局

富山市内で一人暮らしする男性。夏に、転移したがんの手術を経験しました。痛みはありますが、これまで通りの生活を続けられているといいます=2022年12月1日、富山市、竹田和博撮影

すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する――。憲法25条にはそう定められています。この理念のもとにできた生活保護制度は、「最後のセーフティーネット」といわれます。しかし、生活保護費は2013年から3年かけて引き下げられ、原告団が各地で「生活保護基準引き下げ違憲訴訟」を起こしています。原告になっている人たちは、どんな思いで生活しているのでしょうか。突然死した妻から原告を引き継いだ、富山市の男性に話を聞きました。(朝日新聞富山総局・竹田和博)

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