「失敗しても大丈夫」と思える社会?生活保護の減額訴訟が重要な理由

竹田 和博
富山総局

口頭弁論後に会見する西山貞義弁護士。「勝訴判決が続き、かなり潮目が変わってきている」と期待を口にしました=2022年11月2日、富山市、竹田和博撮影

いまの日本は「失敗しても大丈夫」と思える社会だろうか――。生活保護の申請など路上生活をする人たちの支援をしてきた弁護士は、8年前、「生活保護基準引き下げ違憲富山訴訟」の主任弁護士になりました。手弁当で活動に取り組む彼を突き動かした思いを取材していると、生活保護の背景にある、社会保障を含めた国の政策決定の問題点もみえてきました。(朝日新聞富山総局・竹田和博)

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