「魂のあるマンガを描きたい」手塚治虫文化賞『チ。』25歳作者の願い

魚豊さん「丸裸ではない、本音のマンガを」

手塚治虫文化賞マンガ大賞『チ。-地球の運動について-』(魚豊著、小学館)の受賞イラスト

中世ヨーロッパを舞台に、異端とされた地動説を命がけで追究する人々を描いたマンガ『チ。―地球の運動について―』(魚豊さん作、小学館)の勢いが止まりません。4月に雑誌連載を終え大団円を迎えた物語は、第26回手塚治虫文化賞(朝日新聞社主催)のマンガ大賞を受賞。そしてこのほど、最終8巻の発売を前にアニメ化も発表されました。作者の魚豊さん(25)は、なぜ地動説を巡る物語を描いたのか。どんな人物なのか。インタビューでの印象的な言葉とともに、取材した記者が紹介します。(朝日新聞文化部・黒田健朗)

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