「誰か」を演じ続けた半世紀 〝名前のない鍋〟作る時に見せた素の姿

父のかばんに入っていた、舞台のチラシ

白央篤司

畑からとってきた新鮮なホウレン草を、慣れた手つきで「鍋」にしていった瓜生和成さん

みなさんはどんなとき、鍋を食べたくなりますか。

いま日本で生きる人たちは、どんな鍋を、どんな生活の中で食べているのでしょう。そして人生を歩む上で、どう「料理」とつき合ってきたのでしょうか。

「名前のない鍋、きょうの鍋」をつくるキッチンにお邪魔させてもらい、「鍋とわたし」を軸に、さまざまな暮らしをレポートしていきます。

今回は、妻と娘の3人で暮らし、家事は料理を担当している俳優のもとを訪ねました。

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