震災後、暴走した母「家族のため」シャンプー禁止 外食、エアコンも

「守ろうとしてくれているのがわかるからこそ、拒否できなかった」

金澤 ひかり
朝日新聞記者

イラスト・しろやぎ秋吾

11年前の東日本大震災以降、「母は家族を守ろうと『暴走』した」――。当時高校生だった20代の女性は、原発事故後、食品の選び方などに慎重になった母親との関係をうまく構築できなかった10代を振り返ります。「守ろうとしてくれているのがわかるからこそ、拒否できなかった。孤独だった」。話を聞きました。

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