壁画アート、被災地の素材のクラフトジン…双葉に注目してほしい理由

「帰れない」がフォーカスされがちだけど…

水野 梓

双葉町出身の髙崎丈さんが営む、熱燗を楽しめる飲食店「髙崎のおかん」。「町章」をモチーフに使ったのれんが目印です。昨年末には被災地の特産品を素材に使った「クラフトジンふたば」をつくりました=2022年2月、水野梓撮影

産地や素材にこだわって作られ、人気が高まっているクラフトジン。このほど生まれた「クラフトジンふたば」は、福島や仙台といった被災地の素材からつくられ、その〝物語〟が多くの人の心をつかんでいます。ふるさと福島県双葉町の名前を冠したジンづくりや、町の壁画アート制作といったプロジェクトに取り組むのは、町出身の髙崎丈さん。「『帰れない』といったマイナスイメージだけでなく、町のポジティブな面も知ってほしい」と語る髙崎さんに、話を聞きました。

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