「ヘイトスピーチに襲われた街」からのヒント 萎縮が招く分断と暴走

「国会開催」は無視され「国会議員の任期延長」が先走る不思議

南彰
朝日新聞記者

武蔵野市の松下玲子市長。2021年12月16日、外国籍の住民にも投票資格を認める住民投票条例案の否決を受けた直後の取材では、「人権が尊重されて多様性を認め合う『支え合い』の社会を築いていくこと。これからも共に考えて、街づくりを行っていきたい」と語った=2021年12月9日午後5時3分、東京都武蔵野市、宮野拓也撮影

【金曜日の永田町(No.42)2021.12.27】
新型コロナウイルス禍で緊急事態宣言などが繰り返された2021年。国会が開かれていた日数は半数未満で、過去20年間で最少でした。「批判ばかり」というレッテルを貼られた野党が萎縮し、分断される先にあるのは、検察庁法改正案も入管法改正案も食い止められない国会か――。朝日新聞政治部の南彰記者が金曜日の国会周辺で感じたことをつづります。

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