母の死後に続けた「自分いじめ」宮川サトシさんが向き合った喪失感

「いっぱい後悔しよう」と思えるまで

雁屋優

いつか訪れる家族の死に、どう備えればいいのか?人気漫画家・宮川サトシさん(下)と語らいました。

漫画家の宮川サトシさんは9年ほど前、病気で母を失いました。「自分にこんな機能が備わっていたのか」と驚くほど泣き、心に空白を抱える毎日。そんな中で救いとなったのが、自分自身の姿を、客観的にメモすることだったそうです。宮川さんは、代表作『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。』で、親の看取りについて赤裸々に描いています。喪失感との向き合い方について、トークイベントで語ってもらいました。(ライター・雁屋優)

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