一斉休校を機に娘のため離職、収入は半減 父子家庭にもある「貧困」

高橋健次郎

「会社を辞めたことは後悔していません。ただ、収入面の不安はあります」。ひとり親の男性はそう話します(画像はイメージ)


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ひとり親世帯は、経済的な困窮に陥りやすいと言われています。実際、ひとり親世帯の半数の人が貧困状態にあります。とりわけ母子世帯が厳しい状況に置かれていますが、父子世帯も例外ではありません。

経済的に苦しい家庭や、一定の収入はあってもローン返済などに追われて実質の生活が厳しい「隠れ貧困」に陥ってしまうケースがあるといいます。「経済的な困窮は周囲に明かせない」。当事者からはそんな声が聞かれます。

「会社を辞めたことは後悔していません。ただ、収入面の不安はあります」

ひとり親として、小学6年の娘を育てている四国地方の男性(43)は、そんな心情を吐露します。

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