「優秀な障害者」しか生き残れない社会…アルビノの私が感じる矛盾
「試験も面接もいい」のに働けない理由
障害がある人は、人生の様々な局面で、健常者以上に苦労することがあります。生まれつき肌や髪の色が薄く、弱視を伴うアルビノの当事者・雁屋優さん(26)も、そのことを実感してきた一人です。症状により将来の選択肢を狭めないため、一芸に秀でる必要がある。そう考えた親の意向で、幼少期から勉強に打ち込みました。何らかの点で「優秀な障害者」でなければ、生きるためのハードルが上がってしまう。そんな社会の実情についてつづってもらいました。