コンビニプリントで配布する「看護師の声」原発作業員と重なる”空白”

数字を「ひとりひとり」に戻す「看取り」の記録

水野 梓

「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」の二条城で展示されている小原さんの作品。福島第一原発とコロナ禍のエリアに分かれています

コロナ禍で人と会えない日々が続き、情報やコミュニケーションの空白地が広がっている――。そんな問題意識を持っていたジャーナリストの小原一真さん。コロナ禍での看取りを記録する「空白を埋める」の活動に取り組んでいます。これまで話を聞いてきた福島第一原発の作業員や、東日本大震災の津波被災者の語りとも共通する点があり、テキストだけでなく、ドキュメンタリーやアート展示でも発信しています。「空白を埋める」に込めた思いを聞きました。

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