6年前から続く「無視」 菅政権の〝断末魔〟が見せつけた機能不全

「一切謝罪しない、責任をとろうとされない。そこが問題なんじゃないでしょうか」

南彰
朝日新聞記者

就任1年を迎えて、報道各社の取材に答える菅義偉首相=2021年9月16日午前10時7分、首相官邸、瀬戸口翼撮影

【金曜日の永田町(No.38) 2021.09.19】
菅義偉首相が正式な国会審議に応じないまま、退陣することが固まりました。野党が新型コロナウイルス対策の議論のため、憲法53条に基づいて求めていた臨時国会の召集要求も実質的に無視する形です。6年前の安全保障関連法から続く「憲法無視」の政治は何をもたらしているのか--。朝日新聞政治部の南彰記者が金曜日の国会周辺で感じたことをつづります。

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