医師・漫画家・僧侶が語り合った…生きにくい時代の「正しい伝え方」

住職「相手の機根に合わせることが大切」

水野 梓

比叡山延暦寺で行われた伝教大師最澄1200年大遠忌法要。最澄の御影の前で手を合わせる森川宏映・天台座主=2021年6月4日、大津市、小川智撮影

誰だって、お医者さんから病気の説明を受ける時は緊張します。逆に、医師の方も「患者さんが欲しがっている情報と合っていない」という悩みがあるそうです。そんな時〝伝えるプロ〟であるお寺のお坊さんは、どんな態度で臨んでいるのでしょうか? SNSなどで医療情報を発信している病理医・ヤンデル先生と、仏教をテーマに描いたマンガ『阿・吽』の作者・おかざき真里さんが、比叡山延暦寺の僧侶、小鴨覚俊さんと語り合う〝場〟を開きました。

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