「親が悲しむから…」支援団体代表になっても言えなかった性の悩み

報道で知った父の言葉「娘でも息子でも」

新谷千布美

学校で講演する當山敦己さん=本人提供

「親には絶対ばれたくありませんでした」

広島市に住む當山敦己(とうやま・あつき)さん(29)は、小学生の時から感じていた「性別への違和感」について、そう話します。
生き生きとした表情が印象的な男性ですが、かつて戸籍上の性別は女性でした。
「LGBT」という言葉も知らず、誰にも相談できなかった思いを聞きました。(朝日新聞大阪社会部・新谷千布美)

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