「胃ろうは非人道的」ですか? 佐々涼子さんが向き合った終末期医療

大切なのは「割り切れなさを割り切れないまま考え続けること」

水野 梓

医療が高度化して選択肢が広がる一方で、「不安だけが大きくなっている」と指摘する佐々涼子さん=水野梓撮影

7年にわたって在宅医療の現場へ通ったノンフィクションライターの佐々涼子さんは、母の難病がきっかけで取材を始めたといいます。「想像と違って、医療は一部にしかすぎず、日常が戻ってくる感じだった」と振り返ります。医療が高度化して選択肢が増えている現代ですが、「割り切れなさを、割り切れないまま考え続けることが大切」と言う佐々さんに、終末期医療との向き合い方のヒントを聞きました。

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