仕事を「志事」と呼ぶ理由は?働く厳しさマヒさせる〝言葉の麻薬〟
負のラベルを隠す一時の現実逃避
「仕事」を書き換えた「志事」という言葉。明るく、前向きに働くイメージを伴う表現ですが、どう使われているのか?調べてみると、意外な一面が見えてきました(画像はイメージ)
「仕事を『志事』にしよう」。様々な職業人の発言に触れる中で、そんなフレーズを見聞きする機会があります。勤労への意欲を保つには、高い志が必要だ――。当たり前の考え方を示しているようでいて、あえて一般的な語句の字面を改める点に、どことなく違和感も。その使われ方を調べてみると、自社や業界のイメージアップを図りたい、企業側の〝ある狙い〟が浮かび上がりました。(withnews編集部・神戸郁人)