パラリンピック「当事者と無縁の存在に」 車いすユーザーの落胆
ひとりでしっかりと歩いていく男の子に、私は偉大な先駆者の姿を見た。
パラリンピック東京東京大会の開会式で選手宣誓をする日本代表の青野繁夫選手。後ろは中村裕パラリンピック東京大会全日本選手団長=1964年
コロナ禍での開催が間近に迫っている東京五輪・パラリンピック。日本パラリンピック委員会のHPには、パラリンピックの意義について「社会の中にあるバリアを減らしていくことの必要性や、発想の転換が必要であることにも気づかせてくれます」とありますが、車いすユーザーの篭田雪江さんは現代のパラリンピックについて、どう見ているのでしょうか。思いを綴ってもらいました。