尾身氏の批判、聞く耳を持たない政治がもたらす「誰にとっても地獄」
「別の地平から見てきた言葉」「自主的な研究」嘆かわしい〝悪口の連呼〟
【金曜日の永田町(No.27) 2021.6.6】
安倍晋三前首相が「1年」という延期幅を決めた東京五輪・パラリンピックの開会式が迫るなか、政府の新型コロナウイルス対策を支える専門家が独自のリスク評価を提言しようと動いていますが、逆に政治家からはそれを否定するかのような発言が相次ぎました。なぜ、声をあげるのが大変な世の中になってしまったのか――。朝日新聞政治部の南彰記者が金曜日の国会周辺で感じたことをつづります。