現代に残る「湯守」という職、インディージョーンズさながらの作業

温泉街の白濁したお湯の日「ミルキーデイ」を支えているのは…

滝口信之

源泉近くにある点検口でロープを引っ張ると、湯管の内側に付着した湯の花を取り除くことができた=2021年4月5日、福島県二本松市、滝口信之撮影

「湯守」の仕事って一体なに――? 東京から出身地の福島に転勤してきた4月、最初に取材したのが地元の温泉で活動する「湯守」でした。大学進学まで福島市で暮らしていた記者(31)ですが、「湯守」という言葉を上司から聞いて初めて知り、興味を持ったからです。その活動に同行すると、温泉街で人気の「ミルキーデイ」の陰にある苦労を肌で感じることになりました。

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