オタ活10年のプロが読み解く『推し、燃ゆ』ファンだけが知る苦しみ

他人に翻弄され続ける「ツラい天国」

オタ活を10年続ける、あくにゃんさんにとって推しへの投資は「“光熱費”的な感覚」だという=本人提供

生活のすべてをアイドルの応援に捧げる女子高校生を描いた宇佐見りんさんの『推し、燃ゆ』が芥川賞を受賞しました。生活費を切り詰め、人間関係を犠牲にする姿は「応援」という言葉では表せない境地に達しています。あくにゃんさんは、そんな主人公と同じ生活を実際に10年も続けています。推しへの投資は「“光熱費”的な感覚」となり「毎日もやしを食べながら始まるツラい天国」。推しと共に生きる意味について、あくにゃんさんにつづってもらいました。

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